回胴遊商(伊豆正則理事長)は6月下旬より全国各支部で地区研修会を開催。7月18日に、都内港区の第一ホテル東京で開かれた関東・甲信越地区の研修会には組合員など約250名が集まった。
研修会では、先の5月27日に開催された通常総代会の報告のほか、組合活動の重点項目の説明、各委員会活動の報告等が行われた。このうち重点項目は①法令を遵守し、健全な遊技機流通と厳格な運用の強化を目指す②充実した支部活動の推進と支部強化の環境整備を目指す③循環型環境社会への参加と犯罪防止を目的とした遊技機の適正な処理を目指す④地域社会に信頼される貢献活動を目指す、の4点が掲げられ、それぞれの詳細を担当者が説明した。
冒頭、伊豆正則理事長は「パチンコ業界は新たな時代を迎えたと痛感している。中古遊技機流通も色んな問題が山積しており、どうやって守っていくかという時期だ。中古流通制度に参画している皆様が厳格な制度の運用、健全な流通をしなければならない。新しいスキャナと顔認証システムを導入する方向だが、流通制度を維持する一つの施策として必要だ。とにかくこの業界、無駄を無くし、効率良く我々とメーカー、ホールが一体となった形でこの業を反映させていかなければならない」と、中古流通制度のより厳格な運用を求めた。
また当日は、警視庁生活安全部保安課の川崎光徳風俗営業係長が講話し、不正防止や犯罪抑止などパチンコ業界の健全化に繋がる諸活動の推進を要請した。