平和は2月8日、2023年3月期の第3四半期決算を発表。売上高1,162億53百万円(前年同期比25.8%増)、営業利益281億61百万円(同182.8%増)、経常利益277億93百万円(同181.4%増)、純利益205億06百万円(同345.4%増)だった。パチンコ・パチスロ機ともに販売台数および販売価格が増加、上昇したことに加えて、スマスロ機「バキ 強くなりたくば喰らえ!!!」の販売が好調に推移したことで売上高が大幅に増加した。利益面でも販売台数の増加と売上原価の低減、および前期実施の希望退職者制度による人件費圧縮より大幅な増益となった。
遊技機事業の売上高は433億82百万円(前年同期比77.2%増)、営業利益は151億40百万円(前年同期は営業損失16億66百万円)。パチンコ機は「ルパン三世 消されたルパン2022」などを発売し、販売台数は61,923台(前年同期比21,695台増)。パチスロ機は同社のスマスロ機第一弾「バキ 強くなりたくば喰らえ!!!」「BIG島唄30」などを発売し、販売台数は44,230台(同21,428台増)だった。
3Qの主な販売タイトルと販売台数は以下の通り。
【パチンコ機】
・ルパン三世 消されたルパン2022(8,769台)
・ターミネーター2 TYPE7500(7,150台)
・銀河鉄道999 Next Journey(7,147台)
【パチスロ機】
・BIG島唄30(9,988台)
・バキ 強くなりたくば喰らえ!!!(17,658台)
ゴルフ事業の売上高は728億71百万円(前年同期比7.3%増)、営業利益は151億67百万円(同13.1%増)。ゴルフプレー需要に応じた価格設定により顧客単価は回復傾向にあり、全国的に天候に恵まれたことから引き続き来場者数が好調に推移したことに加え、前期に取得したゴルフ場も引き続き貢献し、売上高、利益面ともに前年同期比で増加した。
通期連結業績予想については前回発表値から上方修正し、売上高1,403億円(前期比15.4%増)、営業利益264億円(同157.9%増)、経常利益259億円(同147.4%増)、純利益189億円(同761.7%増)となる見通し。遊技機事業における販売台数をパチンコ機78,000台(前回発表予想88,000台)、パチスロ機46,000台(同42,000台)とした。販売価格上昇により売上高は計画通りとなる一方、各利益は販売価格の上昇と原材料高騰を考慮し保守的に見積もった原価が想定より低減したこと、およびコスト圧縮により、前回発表予想を大幅に上回る見込みとなった。