日遊協「女性活躍フォーラム」5ヶ月かけて練り上げた企画をプレゼンテーション

日遊協の人材育成委員会は2月24日、「女性活躍推進フォーラム」の最終回となる第5回目をオンラインにて開催。最終回となった今回は派遣担当者らを招き、グループが5ヶ月かけて練り上げた企画の最終プレゼンテーションを行った。

会の冒頭、都筑善雄担当理事は参加者に向けて、「ウェブ会議システムやビジネス用チャットの活用を通して、業務のDX化を体験しながら目標に向かって企画をまとめていったことは、今後のキャリアに大きく活かされると思う。共通のテーマである、自社に持ち帰り女性活躍推進につながる企画を、今回の発表で終わることなく各企業で活用できるように継続して働きかけをお願いしたい」と挨拶した。

プレゼンテーションではそれぞれ内容の充実だけでなく、オンラインならではの工夫を凝らした発表が行われ、最優秀賞には、E-girlsの「ワークライフバランスの環境支援」が選ばれた。ワークライフバランスからダイバーシティへ展開し、これまでにない新たな道筋を示したこと、各社に持ち帰っても実現可能性が高いことなどが評価された。最優秀賞受賞チームにはそれぞれ3,000円のギフト券が贈られる。

各グループの企画概要は以下の通り。

・Ctube…「見て!聞いて!知って欲しい!私達の働き方」
女性が「自分らしく」働く選択ができる業界をつくることを目的に、男女問わず業界に携わるすべての人を対象に女性活躍の現状や制度を発信し、興味を呼び起こす仕組みづくり。YouTubeと紙媒体を組み合わせ、ロールモデルを取材・発信する。

・ナチュラルウーマン…「POP!STEP!JUMP!今いる場所に『きらめき』を!」
関わる全従業員が長く活躍できる環境づくりを目指し、社内向けアプリを活用した最強のコミュニケーション・ツールを提案。柔軟性の高い既存アプリを使い、どこにどんな人がいるのかを知らせ、拠点を超えたコミュニティ作りを行う。

・E-girls(最優秀賞受賞チーム)…「ワークライフバランスの環境支援」
ワークライフバランス実現で働きやすい環境を整え、生き生きと働くための施策を提案。恒常的な人員不足解消や業務負荷のアンバランスを解消することがその1要件と考え、定年退職者や育児休業中・介護休業中のスタッフをサポートメンバーとする制度を構築する。

・チームKP…「エコバッグの導入でプラスティック削減作戦!」
SDGsを導入し業界イメージ向上を目指す企画。一つはエコバッグ導入による環境負荷削減への取り組み。もう一つは女性活躍の場の創出を考えた。事業所敷地内で、衣替えの時期に不要となった衣類等を使ったエコバッグ制作のワークショップを実施する。

・寿司れでぃ…「キャリアサーションプロジェクト~社内の壁をぶっ壊せ!~」
思い描いたキャリビジョン実現のための風通しの良い職場づくりを目的に、上司と仕事面でのコミュニケーションが自由に取れるような仕組みを構築する。ビジネス用SNSを活用し、キャリアカルテの作成・公開、それをもとにアサーションによる面談を行う。

・MAVIE…「教育・キャリアアップに特化した育成チームの発足」
学びの場を作りモチベーション向上、目標意識の明確化と向上を目指す。またそれにより女性活躍の場を増やす。現場社員は男女を問わずキャリアアップへの具体的行動が見えにくい。そこを明確にするための育成チームを作り、各店舗での学習機会創出と、相談窓口を設ける。

同フォーラムでは、2021年9月からの約5か月間、全国から集まったメンバーが女性活躍推進をテーマに学び、課題抽出や改善策を練るプログラムを体験した。コロナ禍の影響から、セミナー受講をはじめ、6つのグループに分かれての協議、企画発表までの全プログラムをオンラインで完結させた。

日遊協女性活躍フォーラム_E-girls_優秀賞

最優秀賞受賞チーム「E-girls」

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