新潟県遊協は6月9日、新潟市内の新潟グランドホテルにて第70回通常総会を開催した。議案審議では、令和2年度の事業報告や収支決算、令和3年度の事業計画や収支予算など全7議案を上程し、全て可決。任期満了に伴う役員改選では佐藤孔一理事長が再選を果たした。
冒頭、佐藤孔一理事長は、新型コロナウイルスの感染が収まらないこと、当業界では昨年の感染拡大前に比べ、遊技客の大幅な減少が継続している大変厳しい状況に置かれていることに触れながら「今後も、業界の新型コロナウイルス感染の拡大予防ガイドラインに沿った万全な感染防止対策を徹底するとともに、お客様に安全で安心して遊んでいただける健全な余暇の場を提供し、依存問題に前向きに取り組み、社会貢献活動に寄与すること、それらを実現できるように全力で取組みを進めていかなくてはならない」と述べ、理解と協力を呼び掛けた。
令和2年度の事業報告によると、新型コロナウイルス感染症の感染拡大を受け、ホールを取り巻く厳しい環境のなかで、ファンが手軽で快適に遊技できる環境の整備提供を図ったこと、新型コロナウイルス感染症への迅速な対応、依存問題対策、社会貢献活動等が報告された。令和3年度の事業計画では、新型コロナウイルス感染症への迅速な対応の他、パチンコ・パチスロ依存問題への対応、パチンコ・パチスロファンの回復・拡大、安定したホール経営の確立、積極的な社会貢献活動の5項目を基本方針・施策とし、幅広い客層から支持される大衆娯楽となるよう業界の健全な発展のため、総力を挙げて事業に取り組むとした。