ダイナムJH 航空機リース事業を本格始動


ダイナムは7月25日、ダイナムジャパンホールディングスのグループ会社Dynam Aviation Ireland Limited(本社アイルランド・ダブリン)が2019年7月23日付で株式会社FPG信託とエアバスA320の売買契約を締結し、株式会社FPG信託およびVueling Airline社(以下「ブエリング航空」)とエアバスA320のリース承継契約を締結したことを発表した。

同社が進める航空機オペレーティング・リースは、航空機をメーカーから購入または他リース会社からリースを承継し、航空会社へリースを行い最終的に売却するという、資産のリースと売却を組み合わせた投資手法で、高い投資効率が期待できる国際的な事業投資となる。航空機は約25年という長期間にわたり使用可能な動産として機種別に均一な資産価値を持つため、リース期間中に高水準で安定したリース料を受け取ることが出来るだけでなく、市場動向次第では売却益を狙うこともできるという。

同社が購入したエアバスA320は、現在266社のエアラインが使用し、4,149機が運航中の人気の機体。リース先のブエリング航空は、売上規模がEU域内3位のIAG(International Airlines Group)傘下で、スペイン初の格安航空会社(LCC)としてスペイン、ヨーロッパ、アフリカ、中東の100以上の都市に就航しており、長期的に安定した収益を見込めるという。

同社は今後の計画として、マーケットで人気の高い狭胴機(ナローボディ)を中心に3年間で900億円の投資枠を設定し、最大で20機程度の購入を進める計画で、本格的に航空機リース事業を推進し、同社グループ全体の永続的な発展を目指す。

航空機オペレーティング・リースの概要

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