回胴遊商(伊豆正則理事長)は7月上旬より全国各支部で地区研修会を開催。7月22日に、都内港区の第一ホテル東京で開かれた関東・甲信越地区の研修会には組合員大勢が集まった。
研修会では、先の5月24日に開催された通常総代会の報告のほか、組合活動の重点項目の説明、各委員会活動の報告が行われ、このうち重点項目においては①法令を遵守し、健全な遊技機流通と犯罪防止を目的とした遊技機の適正な処理を目指す②地域に根差した支部活動の推進と信頼される地域貢献を目指す③新たな時代に適応し組合員が希望のもてる業界構築を目指す、の3点が掲げられた。
冒頭、伊豆理事長は回収・撤去問題に触れ「業界の対応が遅くなればなるほど行政の指導が厳しくなる状況。高射幸性遊技機の設置台数が増加傾向にある今、いずれ行政からの規制が出てくる可能性もある。優先的に年内はパチンコの撤去・回収を粛々と行い、行政に言われる前に先手先手を打っていく必要がある」と述べ、業界の速やかな対応が今後の課題だとした。
また当日は、警視庁生活安全部保安課の新井一実風俗営業係長が講話し、業界の健全化を推進する上で特に必要な取り組みについて不正改造防止対策、中古機流通制度の適正な運用、犯罪防止対策の3点の挙げ、組合員に対し理解と協力を求めた。