ユニバーサルエンターテインメント決算 売上高30%減・営業益90%減も従来予想からは上振れ、25年12月期は黒字浮上の見通し

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ユニバーサルエンターテインメントは2月13日、2024年12月期決算を発表。売上高1263億28百万円(前期比29.4%減)、営業利益30億24百万円(同90.1%減)、経常損失55億99百万円(前期は経常利益380億80百万円)、純損失155億69百万円(同純利益284億円39百万円)の大幅な減益となったが、従来予想からは上振れて着した。2025年12月期は黒字に浮上する見通し。

遊技機事業の売上高は435億4百万円(前期比46.3%減)、営業利益は73億12百万円(同69.6%減)。パチスロ機では「沖ドキ!BLACK」、「沖ドキ!ゴージャス」、「スマスロ 鬼武者3」など新規5タイトルを市場投入し68,292台を販売、パチンコ機では「Pメイドインアビス 虹の黄金域」、「Pドラムだ!金ドン花火外伝」など新規6タイトルを市場投入し販売台数は23,858台となった。

統合型リゾート(IR)事業の売上高※1は819億81百万円(前期比15.4%減)、営業利益は28億71百万円(同80.0%減)、調整後EBITDA※2は195億60百万円(同34.8%減)。IR施設「オカダ・マニラ」では施設来訪者が前年に比べて増加したものの、VIP客数の落ち込みが続いた。マスマーケット、ゲーミングマシンの売上高については、コロナ禍前のピークであった2019年と比べて着実に伸びたものの、コロナ禍後の反動需要があった前年を下回った。なお、ホテル・飲食事業は顧客数、売上高ともに堅調に推移している。
※1 売上高は、総売上高からゲーミング税及びジャックポット費用を控除したもの
※2 調整後EBITDA=営業損益+減価償却費+その他の調整項目

メディアコンテンツ事業などその他の売上高は4億76百万円(前期比42.7%減)、営業利益は3億49百万円(同22.4%増)。

2025年通期の連結業績予想については、売上高1500億円(前期比18.7%増)、営業利益160億円(同429.1%増)、経常利益10億円、純利益8億円としている。

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