業界13団体、産業パーパス「遊びの力で、心を元気に」発表

パチンコ・パチスロ産業合同祝賀会

パチンコ・パチスロ産業に関わる13団体は6月24日、都内千代田区のホテルニューオータニにてパチンコ・パチスロ産業合同祝賀会を開催。産業パーパス「遊びの力で、心を元気に」が披露され、遊技産業議員連盟の田中和徳会長や同日付で着任した警察庁保安課の永山貴大課長が来賓した。

冒頭、全日遊連の千原行喜副理事長が登壇し、産業パーパス「遊びの力で、心を元気に」を発表。これまでの経緯を語る中、「パーパスは企業や団体の存在意義や目的を示すもので、それが私達の活動や決定に方向性を与え、一貫性を保つための重要な指針である」と述べ、急速に変化する時代においてパーパスを持つことの重要性を語った。

現在業界は、30万人もの雇用を抱える産業であると同時に、地域経済の活性化、災害時の一時避難所や防犯協定などの全国的な社会貢献・防犯活動を行っているものの、業界外には広く知られていない現状を指摘し、「パチンコをしない人も含めた社会全体に対して存在意義を示し、広く国民に遊技産業を理解してもらいたい。『パチンコってあってもいいよね』『パチンコ店が近くにあって良かった』と感じてもらうためには、産業としての揺るぎないパーパスが必要である」と説いた。

続いて、パーパスの研究を進めたマルハン東日本カンパニーブランド戦略部の西眞一郎部長が登壇し、今後はさらに議論を重ね、パーパスの言葉のブラッシュアップ、さらに業界のあるべき将来像を描くビジョンの策定やビジョンに到達するための具体的な方法論、バリューについても議論を進めていくとの方針が語られた。

13団体を代表し、全日遊連の阿部恭久理事長は掲げたパーパスについて「地域の方々に『この町にパチンコ・パチスロホールがあってよかった』とされる存在として、またホールで働く従業員の方々が誇りを持てる産業として、より広く社会に認知していただく必要がある」と述べ、「業界全体を再び浮上させるために、ここにお集まりの皆様がまとまり、固い結束を持って目の前の課題を一つひとつ解決していかなければならない」と協力を求めた。

祝賀会には田中和徳会長をはじめとする遊技産業議員連盟の国会議員や警察庁保安課の永山貴大課長が来賓。業界関係者など約600名が集まる中、社会的地位の向上を願い祝杯をあげた。

パチンコ・パチスロ産業合同祝賀会

全日遊連の阿部恭久理事長

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