シーズリサーチはこのほど、最新の「パチンコ景気動向指数(DI)調査」の結果を公表した。同調査はパチンコ業界の景気動向の判定を目的に経営企業を対象に四半期毎に実施している。今回の調査は2023年12月14日~12月29日にかけてファックス及びWEBアンケートにて実施し、56企業、75地域から回答があった。
報告書によると、過去1ヵ月の収益や売上、粗利などから判断される「全般的業況」は、▲4.0ポイント(前回比23.2悪化)まで落ち込んだ。悪化の理由としては、「客数の減少」が76.9%でもっとも多くなっている。3ヵ月後は18.7ポイントまで回復し、再びプラス圏に転じる見通しだ。
稼動状況は、「パチンコ」が▲54.7ポイント(前回比13.6悪化)、3ヵ月後は▲34.7ポイントまで回復する見通し。「パチスロ」が24.0ポイント(前回比17.1悪化)、3ヵ月後は28.0ポイントとプラス圏を維持する見通し。
今後3ヵ月間の営業施策について、遊技機設置台数を増減差(拡大-縮小)で見ると、「パチンコ」は▲19.2ポイント(前回比12.7良化)まで回復した。「パチスロ」は32.7ポイント(前回比3.5悪化)とやや落ち込んだが、引き続き高い水準を維持している。
また、遊技機購入費を増減差(増やす-減らす)で見ると、「パチンコ新台」は▲45.5ポイント(前回比8.0悪化)、「パチスロ新台」は▲3.6ポイント(前回比34.9悪化)となり、「パチンコ新台」が依然として低迷していることに加えて、今回の調査では「パチスロ新台」も大幅に悪化した。「パチンコ中古機」は▲3.8ポイント(前回比8.2悪化)、「パチスロ中古機」は▲5.7ポイント(前回比21.6悪化)となった。