円谷フィールズホールディングスは11月13日、決算を発表。2024年3月期第2四半期累計(4~9月)の業績は、売上高670億15百万円(前年同期比58.7%増)、営業利益53億70百万円(同52.0%増)、経常利益59億7百万円(同57.4%増)、純利益41億23百万円(同62.6%増)だった。フィールズのパチンコ・パチスロ機事業の好調を受け、上期は増収増益で着地した。
パチンコ・パチスロ事業では、当期の販売タイトルが好調。パチンコ機は、「Pコードギアス 反逆のルルーシュ Rebellion to Re;surrection」「P百花繚乱」を市場投入したほか、「新世紀エヴァンゲリオン ~未来への咆哮~」の再販などにより、販売台数は85,748台(前年同期比28,934台増)となった。パチスロ機は、「L ベルセルク無双」「S 織田信奈の野望 全国版」「L エヴァンゲリオン ~未来への創造~」など、40,277台(同12,733台増)を販売。売上高は590億22百万円(前年同期比67.0%増)、営業利益は45億6百万円(同133.1%増)となった。
コンテンツ&デジタル事業の売上高は74億9百万円(前年同期比22.5%増)、営業利益は19億80百万円(同22.1%増)。中国MDライセンス収入は、昨年から玩具以外のカテゴリーを拡充するため新規ライセンシーの獲得に取り組んだ結果、アパレルや文具などのカテゴリーが大きく拡大し、前年同期比で約2倍の増収となった。国内MDライセンス収入も、行動制限解除を受けて夏休みの各種イベントやライブショーの集客は前年を大きく上回り、物販も好調だった。
2024年3月期の連結業績予想については、売上高1,230億円(前期比5.0%増)、営業利益120億円(同9.6%増)、経常利益122億円(同8.7%増)、当期純利益85億円(同3.4%増)を見込んでいる。