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余暇進が10月度理事会・部会、同族企業の事業承継について聴講

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余暇進_10月度理事会・部会

一般社団法人余暇環境整備推進協議会(余暇進、佐藤正夫代表理事・会長)は9月12日、令和5年10月度の理事会・部会を開催した。約75名が参加した今回の部会では中小企業診断士で国士舘大学講師も務める遊技通信社の伊藤實啓代表取締役社長から「同族企業の事業承継における《○○らしさ》」の演題で事業承継に関する講演を聴いた。また同社からは会員プレゼンテーションとして低周波域高調波ノイズフィルター「エネプレート」とステマ規制対策で改めて注目すべき「Google MEO対策」の2つの製品についても紹介があった。

会員プレゼンテーションでは、「エネプレート」と「Google MEO対策」の2製品について代行店のポッシブルが紹介。エネプレートは空調用ブレーカーなどに設置することで使用電力量を削減する製品。導入検討の際には実測試験も行っている。

Google MEO対策とは、現在ユーザー数が伸びている地図アプリ「Google Map」の活用を薦めるという内容で、Googleの検索結果から自社プロフィールに係る各種情報から時間帯別混雑状況の報知、口コミ情報などを網羅し、ユーザーが知りたい情報をアウトプットしてくれるが、これらの情報精度を高めることがMEO対策(検索上位に表示される取り組み)では重要だとして、MEO対策を導入したホールの事例などを紹介した。

講演では遊技通信社の伊藤社長が、国内法人の大多数を占めるファミリービジネス(同族企業)の継承時と継承後の課題とその解決策について説明。伊藤社長自身が先代経営者である実父から会社を引き継いだ際のエピソードを交えながら、中小企業診断士としてサポートしてきた企業の事業承継事例も紹介し、演題にある《◯◯らしさ》が「家業らしさ」と「自分らしさ」であることを前提として、急速に移り変わる社会において、自社を継続し続けるための視点について話した。

創立から100年を迎える法人はほんの一握りしかなく、法人30年周期説もあるなかで、「三代目が企業を潰す」と揶揄される背景には「環境変化に適応できなかったのが、本当の理由だと考えている」と伊藤社長は述べ、先代経営者のやり方を引き継ぐことだけではなく、周囲の環境変化に適応して、価値ある商品・サービスを顧客に届け続けるために何をするべきなのか、そのためには何が必要なのかを理解することが重要であると説明。後継経営者は、先代経営者から事業内容だけでなく経営理念やマインドなどの話を聞いておくこと、承継後に人材面での基盤を持つこと、社外からの意見も得ること、自社の強みを活かして新規事業を含め事業の進化にチャレンジすることが重要だと語った。

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