【行政講話】広告・宣伝ガイドラインの確実な周知と運用の徹底を【日遊協令和5年度通常総会】

業界においては、地方自治体や地域社会と連携して、防災活動や地域清掃活動などの地域に密着した幅広い社会貢献活動を展開してこられたものと承知しております。

最近でも、業界として、本年2月に発生したトルコ・シリア地震の復興支援をなされており、こうした取組は、業界に対する世間のイメージ向上に資するものであることから、引き続き、関係機関等と連携を図りつつ、ESGの観点にも配意した多様な社会貢献活動を推進されることを期待しております。

この他にも、トラック運転手の2024年問題や流通制度におけるペーパーレス化など、様々な問題が存在しているものと承知しております。警察としては、今後とも、業界の意見や要望に真摯に耳を傾けながら、こうした課題の解消に向けた業界の取組をしっかりと支援していきたいと思っております。

この点、各種申請において提出している書類が都道府県によって差があることについて、業界から改善要望をいただいております。警察庁としては、将来的な行政手続のオンライン化を見据え、業界の皆様と意見交換を行いながら、改善に向けた取組を進めてまいりたいと考えております。

最後になりますが、貴協会は、業界唯一の「横断的組織」であり、射幸性、のめり込み・依存といったコアな問題から、流通、販売、環境に至る幅広い課題と向き合い、常に「社会から見られる視点」を持ちながら、業界のあるべき姿を追い求めてきた歴史があります。

本日述べた諸課題は、貴協会の旗印の一つである「社会的地位の向上」という観点からは、いずれも重要な課題ばかりであります。

特に、ホール、メーカー、販売会社それぞれの立場からは解決が困難な課題については、業界唯一の「横断的組織」である貴協会の役割がその解決に当たって不可欠になると考えておりますことから、引き続き、業界をリードした取組の推進を期待しております。

結びに、貴協会の益々の御発展と皆様方の御健勝、御多幸を心より祈念いたしまして、私の挨拶とさせていただきます。

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