「スマスロに関する遊技者調査」67%がスマスロ遊技経験あり、今後のスマスロ遊技意向は30%にとどまる/シーズリサーチ

スマスロに関する遊技者調査

パチンコ業界に特化したマーケティングリサーチ会社のシーズリサーチ(東京都台東区)は1月19日、「スマスロに関する遊技者調査」の結果を公開した。

調査期間は2022年12月29日から2023年1月4日。スマスロが導入されてから約2ヵ月が経過し、4機種約7万台がホールで稼働しているが、業界内ではスマスロへの期待が高まるなか、パチスロ遊技者はスマスロにどのような印象を持ち、今後のスマスロへの遊技意向はどうなのか、WEBアンケートを実施した。

これによると約67%の遊技参加者がスマスロを遊技したことがあると回答。導入された4機種のなかで最も多く打たれているのは「革命機ヴァルヴレイヴ」で、同機は遊技回数でも高頻度で遊技している人が多かった。

評価(良い+やや良い)する割合が最も高かったのは「HEY!エリートサラリーマン鏡」で、半数以上が良いと評価。「革命機ヴァルヴレイヴ」と「バキ強くなりたくば喰らえ!!!」は出玉面の評価が最も高く、「HEY!エリートサラリーマン鏡」はコンテンツの評価が最も高かった。また、スマスロの大きな特徴のひとつであるメダルがない遊技性については、いずれの機種も40%程度が良いと回答した。一方、悪いと評価した理由では全ての機種で「出玉に期待が持てない(吸い込みが激しい)」が最も高かった。

これについて同社は、「『革命機ヴァルヴレイヴ』や『バキ強くなりたくば喰らえ!!!』は、大きな出玉が狙える一撃性能を備えた台として導入時から話題となった一方で、SNSなどでそういった情報が多く流れたことで”スマスロは怖い”、”ついていけない”といった打つことを懸念するファンを生んでしまった側面もある」と分析。「HEY!エリートサラリーマン鏡」の高評価については、「一撃性だけでなく、遊べるスマスロ機としてファンから一定の支持を得ている」としている。

今後のスマスロの遊技意向については、「好きな機種が出れば打ちたい」が約40%、「今後も打ちたい」と回答した人は約30%にとどまった。

同社は今回の調査について、内規緩和により性能面で最も恩恵を受けるのがAT機であることから、今後発売される機種もAT機がメインになると予測した上で、「今後発売される機種が出玉に振りきったスペックばかりでは、一時的に粗利は取れても、いつまで稼動が維持できるか分からない綱渡り台になる可能性が高く、遊技者もその荒さに付いて行けないことで、スマスロ自体が低迷することも予想される」とまとめている。

調査結果の詳細は同社ホームページまで。

-業界ニュース
-, ,