余暇進7月度部会、遊技依存について篠原教授が講演

余暇進(佐藤正夫代表理事・会長)は7月12日、令和4年7月度の部会・理事会を開催した。今回の部会は遊技依存をテーマに公立諏訪東京理科大の篠原菊紀教授を講師に招き「パチンコ・パチスロでのギャンブル等依存」の研究、「ぱちんこの危ない遊び方」の研究について聴講した他、会員プレゼンテーションとしてDMM.comが来店ポイントシステムの活用について紹介した。

篠原教授は『10年のいわゆる依存研究でわかったこと~「パチンコ・パチスロでのギャンブル等依存」から「ぱちんこの危ない遊び方」研究へ~』の演題で講演。世界保健機関(WHO)が今年2月に発行した国際疾病分類第11版(ICD-11)によりギャンブリング障害の必須要件が厳格化されたことを紹介し、このICD-11に従えば、これまでの「依存症」疑いは「危ないギャンブルの遊び方」疑いとみるべきとの見解を伝えたまた、この「危ないギャンブルの遊び方」を「ぱちんこの危ない遊び方」と置き換えて、これまで篠原教授が日工組社会安全研究財団や日遊協などで研究を続けてきた遊技依存研究での成果を端的に示し、のめり込みリスクの低減には「健全遊技」としてプレイヤーに啓蒙していくといったアプローチ方法についての提案があった。

DMM.comは来店ポイントシステム「パールコロン(Pig Point Club)」を紹介。来店ポイントシステムを使ったCRM戦略のプレゼンテーションと、現状ホールが抱える来店ポイント運用の課題を示しつつ、増客・離反防止を目的とした会員戦略としての同社システムの活用事例等を紹介した。

余暇進7月度部会

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