全関東遊連の第34回定時総会が、7月14日に横浜市のローズホテル横浜で開催された。
挨拶に登壇した佐藤孔一会長は、これまで減少傾向だった新型コロナウイルスの感染状況が7月に入り加速度的な増加傾向に転じているとし、「これまでホールからクラスターを発生させないと強い決意のもと、新型コロナウイルス感染予防ガイドライン等の感染予防対策を徹底し、全国のホールにおいてクラスターが一件も発生していないが、BA.5はBA.2の1.5倍の感染力があるとのことで油断大敵だ。どうか気を緩めることなくガイドラインに沿った感染防止対策を徹底してほしい」と呼び掛けた。
また、ファン人口の減少や依存問題への対応などについて、「全関東遊連が一致団結して、身近で手軽な大衆娯楽という原点に立ち返り、お客様に健全な余暇の場を提供することを最優先に努力することが何よりも重要。全国最大の遊技業組合連合会として、これからも全日遊連をバックアップするとともに提言も申し上げていく」と述べ、引き続き協力を求めた。
議事は、議長団に阿部恭久(東京)、趙顕洙(埼玉)の両副会長を選出し行われ、令和3年度事業報告及び収支決算報告承認の件、令和4年度事業計画案及び収支予算案承認の件などを審議、すべて原案通りに承認した。事業計画では、基本方針・施策として、1.新型コロナウイルス感染症への適切な対応、2.パチンコ・パチスロ依存問題への対応、3.安定したホール経営の推進、4.パチンコ・パチスロファンの回復・拡大、5.積極的な社会貢献活動、6.連携の強化を掲げた。
なお、当日は退任職員への感謝状贈呈や、全日本遊技産業政治連盟の阿部恭久会長が7月10日に投開票が行われた参議院選挙の結果報告を行った。
阿部会長は「皆様の多大なるご協力に御礼申し上げます」と謝意を述べ、「結果は次々点で得票総数は11万3,926票が最終の数字になるかと思う。あと4,800票ほどあれば当選していた」と報告した。
また、「昨日も遊技議連に挨拶に行ったが、田中和徳会長が『惜しかったが業界はある程度票を持っていることを示すことが出来たのではないか』と分析されていた。今回は業界票が8万5,000から9万ぐらいあったのではないか。前回より1.5倍の票を取った県もあれば入らなかった県もあった。業界の政治活動は大事だと思う。木村先生は高得票で落ちた議員としては上から4番目であり、繰り上げ当選の可能性もあるので、『この先もしっかりと政治活動を続けていく』と言われており、今後も一緒に活動していきたいと思っている」などと話した。