サミーは6月27日、KADOKAWA、グッドスマイルカンパニーおよびウルトラスーパーピクチャーズと、NFTサービスの企画・開発・運営会社「株式会社O-DEN(オデン)」を共同で設立したことを発表した。
オデンは3月31日設立、代表取締役社長にはサミーの取締役でもある德村憲一氏が就く。出資比率はサミーが68%、KADOKAWA、グッドスマイルカンパニー、ウルトラスーパーピクチャーズが各10%、残りはその他となっている。
発表では、「NFTは、Web2.0の世界では困難であったデータが唯一無二のものである証明をすることや所有権を主張することを可能にし、各個人が保有するデータを管理するWeb3.0の世界への移行を加速度的に促進している」として、「出版・映像を中心に豊富なIPコンテンツを保有するKADOKAWAと、様々なクリエーターを支援し日本のポップカルチャーを世界中に届けているグッドスマイルカンパニー、個性豊かなアニメーション制作スタジオを数多く傘下に持つウルトラスーパーピクチャーズ、そしてアニメや漫画を原作とする斬新な遊技機を数多く生み出しいち早くNFTサービスにもチャレンジしているサミーは、来たるべきWeb3.0の世界に備え、NFTの可能性・将来性を最大限に活用したサービスを展開すべく、オデンを設立いたしました」と設立の経緯を説明。「4社の連携のもとNFTサービスを通じて、日本のIPコンテンツの更なる価値創造を実現させるとともに、世界中の人々へ感動体験を提供していく」としている。
サミーは2021年12月、NFTデジタルコンテンツを販売する「サミー商店NFT」をプレオープン、今年1月からNFTデジタルコレクション第一弾として「ツインエンジェルNFTコレクション」の販売を開始していた。