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岡田和生氏の指示を受け「オカダ・マニラ」に侵入・不法占拠/ユニバーサルエンターテインメント

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ユニバーサルエンターテインメント_logoユニバーサルエンターテインメントは、同社元取締役の岡田和生氏の指示を受けた人物数名が5月31日、同社グループのTIGER RESORT, LEISURE AND ENTERTAINMENT, INC.(以下「TRLEI」)がフィリピンにて運営するIR施設「オカダ・マニラ」に違法かつ暴力的に施設内に侵入、占拠したことを明らかにした。

発表によるとこれらの人物には、TRLEIの元取締役のトニー・コアンコ氏、建築業者のディンド・エスペラータ氏も含まれており、パラニャケ市警の警官及び私設警備員約50人などを引き連れて、不法にTRLEIの役職員数名を強制的に施設内から退去させ、主要な従業員を何の権限もなく不当に解雇するという暴挙を働いたとしている。

同社はこれについて、「彼らの行動を正当化する行政や司法の許可・命令等は存在せず、違法かつ暴力的に行われた重大な犯罪行為」とした上で、「不法侵入、営業妨害、不法占拠、窃盗、暴行、傷害、扇動などの重大な犯罪行為に対して、直ちに刑事告訴を行う」としている。

またTRLEIの議決権の99.9%を保有するTiger Resort Asia Limited(以下「TRA」)は、ユニバーサルエンターテインメント社の100%子会社かつ香港企業であることから、フィリピンの裁判所の管轄下にはなく、フィリピン最高裁第二部が今年4月27日付で発行した最高裁命令の効力は及ばないとして、TRLEIの現在の取締役が引続き経営を担っていくとしている。

なおTRAは岡田氏が資金約20億円を不正に流用したことなどを受けて、2017年6月に岡田氏をTRLEIの取締役から解任している。また同社が岡田氏に対して提起した損害賠償責任訴訟については、2021年9月の日本の最高裁判断で岡田氏の敗訴が確定。岡田氏が同社等に対して提起した名誉棄損訴訟についても、今年4月に日本の最高裁は名誉棄損はなかったとの判断を下していた。

オカダ・マニラ

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