三重県遊協は5月17日、津市内のホテルグリーンパーク津にて第61回通常総会を開催。総会では、令和3年度事業報告や令和4年度事業計画など4議案が上程され、全て滞りなく承認可決した。
当日は総会に先駆け贈呈式、防犯訓練等が行われた。贈呈式では権田清理事長より三重シューレに対し運営支援金の寄贈(目録)、三重県防犯協会連合会に対し啓発物品の寄贈(目録)、三重ダルクへ助成内定証書交付が行われた。続いて強盗犯罪等への対処訓練が実施され、今年3月に県内のパチンコ店に強盗犯が侵入した事例を踏まえ、さすまた・ネットランチャーを使用した犯人確保の実演が県警OB3名により披露された。
総会では冒頭挨拶に立った権田清理事長が「新型コロナウイルスは未だ収束はしていないが、重症化リスクは低下している。いわゆるウィズコロナに移行する中、おかげさまで全国のパチンコ店でクラスターは発生していない。一時はバッシングもされたが、安全性も実証され、また業界が一体となって対策し、それも払拭できた。課題は、遊技人口が減少していること。今後いかにファン層を繋ぎ止め、新たにファンを獲得していくか。それには地域社会に受け入れてもらうことが重要。社会貢献活動を通して、組合員が一致団結して対策を講じていきたい」と述べた。
総会には三重県警察本部生活安全部首席参事官の岡崎浩司氏と三重県警察本部生活安全部課長補佐の坂崎博氏らが来賓。壇上に立った岡崎浩司参事官は「本来であれば生活安全部長の西堀が出席して祝辞を述べるところではありますが、所用で出席できないため祝辞を預かってまいりました」と述べ、「お願いしたいことは二つ。一つ目はギャンブル依存症対策について。風適法に抵触しない広告・宣伝、年少者の立ち入り禁止、規則に適合した遊技機の設置の3点について適切に対応いただきたい。二つ目は各種事件・事故の防止。店舗駐車場への防犯カメラの設置促進、店舗内外の巡回等により子供の車内放置など各種事件事故の防止にもご対応いただきたい」と三重県警察本部・西堀浩一生活安全部長の祝辞を代読した。
議事では、令和3年度事業報告として「感染対策の徹底による安心・安全な遊技場環境の確立」「遊技ファン回帰に向けた対策推進」「依存・のめり込み問題の対策推進」「犯罪防止対策の強化」などの活動の他、社会貢献活動では鳥羽支部の「支部内全保育所・園に対する保育行政支援」がパチンコ・パチスロ社会貢献機構から「社会貢献賞 支部組合部門 優秀賞」を受賞するなど、様々な活動実績が報告された。