京都府遊協青年部会は4月27日、京都市上京区の京都ブライトンホテルにて第47回定期総会を開催。議案審議では全4議案を審議し、全て可決承認された。
所用により欠席した木下大佑部会長に代わり冒頭、挨拶に立った新井若尊副部会長は「新型コロナウイルスの影響もあり業界を取り巻く情勢は厳しく、様々な問題が山積している逆境の中にあるが、共に創意工夫して乗り越え青年部会の存在感を示していきたい」と述べた。
議事では第1号議案として令和3年度活動報告、決算報告及び監査報告承認の件が挙げられ、献血活動協力や京都府警本部担当官とのフリートーキングなどの活動について報告があった。以降、第2号議案から第4号議案までの4議案を審議し、全て可決承認された。
来賓祝辞では京都府警察本部生活安全部生活安全企画課許可等事務審査室の松村和紀室長補佐が登壇し、旧規則機の適切な処理、依存防止対策、適正営業の徹底、の3点に言及。
松村和紀室長補佐は「旧規則機の適切な処置につき、ほとんどの営業所において撤去期限を迎える前に計画的に撤去されたと承知している。撤去した遊技機の適正処理において、いわゆる野積みの様な問題が起これば業界に対する大きなダメージとなる。もし倉庫等に保管しているものがあれば営業者自らの責任で適切に処置いただきたい」と述べた。
依存防止対策においては、「京都府依存症等対策推進計画に基づき、自己申告・家族申告プログラム等の運用、デビットカードシステムの撤去等の取り組みを進めている。パチンコへののめり込み、依存に困っている方の声に耳を傾け、真摯に向き合ってほしい。昨年、京都府下では自己申告・家族申告プログラム等の導入率が極めて低い、という声を耳にした。業界として取り組み姿勢が問われる。誰もが安心して遊技ができる環境作りが進められることに期待したい」と指摘。
また適正営業の徹底については、「不正に射幸性を上げようとする遊技機の不正改造事案、いわゆる釘曲げを含む不正改造事案については無承認変更等として重い処分の対象となる、という事を今一度認識していただきたい」と述べた。
続いて京都府遊技業協同組合の白川鐘一理事長が登壇し、「京都府では過去25年間に渡り、府下の社会福祉団体等に車椅子利用者のための送迎自動車等の贈呈を行ってきた。また財団法人京遊連社会福祉基金からも寄付を続けている。皆様においても、こういった大切な活動をしているということを胸に刻んで自信を持って活動を続けてほしい。そして広く社会の知識を持ち、人間力を大きくして魅力的な人になっていただきたい」と祝辞を述べた。
総会終了後には2019年以来となる懇親会も開催された。