一般社団法人パチンコ・パチスロ奨学金(pp奨学金)は3月26日、2022年度の給付生を紹介する「未来が求める33人の若者たち」と題したオンラインイベントを都内で開催した。給付生がこれからの目標や抱負を表明したほか、奨学金の理事らが応援メッセージを送るなど交流を深めた。
2022年度の給付生の募集には、これまでで最多となる170名の応募があり、厳正な書類審査と面接により、33名への奨学金給付を決定した。当日のイベントには、このうち27名がオンラインで出席し、一人ひとりが今後の目標や抱負を述べた。給付生を代表してスピーチした東京学芸大学3年の女子学生は、社会的に立場の弱い人たちの力になりたいとの夢を熱く語り、東京大学大学院1年の女子学生は運動による病気予防の研究を行っていきたいと将来の目標を語った。またこれまでにもpp奨学金の給付を受けてきた京都大学大学院2年の男子学生は、pp奨学金のおかげで部活動や研究に打ち込むことができたことに感謝を述べ、この1年間も今まで以上に充実した生活を送りたいと意気込みを語った。
pp奨学金の吹浦忠正代表理事は、「この奨学金は、全国のパチンコの愛好者が一番のスポンサーになっています。皆さんは未来が求める若者です。立派な社会人となって世のため人のため、尽くしてもらいたい」と激励した。
全日遊連の理事長で同奨学金の会長を務める阿部恭久理事長はビデオメッセージで、「この奨学金を運営するにはパチンコ・パチスロ産業の多くの方々、またパチンコ・パチスロの愛好者の方々のご支援によって成り立っています。こうしたご支援があってこそ成り立っていることをご認識していただき、我々の業界へのご理解を深めていただければ幸いです」と述べた。
その他、pp奨学金理事が給付生に応援メッセージを送ったほか、衆議院の平沢勝栄議員がビデオメッセージを寄せ、「感謝の気持ちを忘れないで、これからも社会有為の人材として世界に羽ばたいていただくようお願いします」と給付生の今後の活躍を祈念した。
pp奨学金はパチンコホールの遊技客から寄付される玉やメダルを、経済的に困窮している学生の支援に充てる遊技業界独自の給付型奨学金制度。2017年度から延べ161名に対し、総額7,602万円を給付している。