余暇進 令和3年度秋季セミナーにおける警察庁生活安全局保安課課長補佐講話

最後に、広告・宣伝等の健全化の徹底についてお話しします。

広告・宣伝等の規制については、特定の日に特定の遊技機を示し、イベント開催を告知して射幸心をそそるものや、隠語を用いて規制の目をかいくぐろうとするような悪質な事案が未だに発生しています。このような違法な広告・宣伝等については、今後も指導・取締りを行っていきますが、依存防止対策の観点からも広告・宣伝の在り方が問われていることを踏まえ、業界自らの取組によって健全化が進められるよう努めていただきたいと思います。

以上、ぱちんこ営業の健全化を推進する上で特に留意していただきたい点を申し述べました。

新型コロナウイルス感染症の影響が長引き、遊技人口も減少傾向にある中、ぱちんこ業界の皆様方におかれましては、大変苦労が多いことと思われます。ただ、このような状況だからこそ、広く国民に憩いと潤いの場を提供するような、健全なレジャーとしてのぱちんこのあるべき姿を追及して欲しいと思います。そのためにも、まずはぱちんこへののめり込みや依存を始めとした課題の一つ一つに、業界が一丸となって、迅速かつ真摯に対応していただきたいと思います。その上で、新規則機を活用し、客が安く安心して遊べる新たな遊技環境を創出し、その良さを多くの方に味わってもらえるような業界になるよう、今後のぱちんこ業界の皆様方のご努力に期待します。

結びに、貴協議会のますますの御発展と皆様方の御健勝、御多幸を祈念いたしまして、私の話を終わります。

警察庁生活安全局保安課課長補佐 池田 雄一

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