セガサミーホールディングスは11月8日、2022年3月期の第2四半期決算を公表。売上高は前年同四半期比22.4%増の1348億93百万円、営業利益146億78百万円(前年同四半期は営業損失30億76百万円)、経常利益147億52百万円(同経常損失35億83百万円)、純利益120億12百万円(同純損失217億16百万円)となった。
遊技機事業においては、パチスロ機では「パチスロコードギアス 反逆のルルーシュ3」、「パチスロ楽園追放」など4タイトル31,184台を販売(前年同四半期期は4,885台)、パチンコ機では「P蒼天の拳 天刻」「P火曜サスペンス劇場 最後の推理」など3タイトル、23,118台を販売(同11,342台)した結果、売上高は233億35百万円(前年同四半期比116.9%増)、経常損失は13億24百万円(前年同四半期は経常損失124億25百万円)となった。なお3Q以降では、サミークラシックシリーズ第3弾としてアラジン独自の抽選システムや演出法則を継承した6.2号機仕様の「パチスロアラジンAクラシック」を、第4弾として「パチスロディスクアップ2」をそれぞれ1月に市場投入予定となっている。
エンタテインメントコンテンツ事業では、コンシューマ分野でフルゲームの販売が堅調だったほか、ロイヤリティ収入計上等により想定を上回って推移。AM機器分野はプライズ販売の好調と固定費削減効果により黒字に回復。売上高は1074億74百万円(前年同四半期比10.8%増)、経常利益は227億09百万円(同34.7%増)となった。
リゾート事業の売上高は38億32百万円(前年同四半期比70.6%増)、経常損失は39億55百万円(前年同期は経常損失46億62百万円)となった。「フェニックス・シーガイア・リゾート」の施設利用者数が前年同期比で155.0%と回復したものの、新型コロナ影響前の2019年4~9月の6ヶ月比較では72.0%にとどまった。海外では「パラダイスシティ」の2021年1月~6月のドロップ額(テーブルにおけるチップ購入額)が前年同期比で40.3%、カジノ来場者数が同58.4%となる等、1Qに引き続き大幅な落ち込みが見られた。
通期の業績については、遊技機事業において部材不足の影響により、パチスロ101,000台→67,000台(△34,000台)、パチンコ103,000台→77,000台(△26,000台)、売上高890億円→650億円(△240億円)、営業利益90億円→20億円(△70億円)と前回予想を下回る見込みながら、エンタテインメントコンテンツ事業が好調に推移していることから、売上高3050億円(増減額△70億円)、営業利益230億円(同30億円)、経常利益215億円(同15億円)に修正した。