一般社団法人ぱちんこ広告協議会(PAA)は10月27日、定例理事会を開催した。
大島理事長は挨拶のなかで、執行部会にて11月24日に開催を予定している社員総会で発表する5期の活動報告及び6期の活動方針について協議したことを報告。8月にMIRAIぱちんこ産業連盟と共催した勉強会については、MIRAIと広告規制の見直しについて引き続き議論を重ねているところで、今後の展開を考えていきたい、と述べた。
続いて篠原相談役から、新規則機の設置状況について、パチンコとパチスロ間で20%前後の差が出ており、特にパチスロの新旧交代の進捗が非常に不透明な状況になっていること。さらにリサイクル選定業者が減少傾向にあり、処理能力の点から野積みが発生するリスクも懸念されているなど、新規則機への入替について情報を共有した。また、広告宣伝規制の緩和について、巷で誤解が先行しており、業界側の姿勢も問われる問題であるため、実現に向けては各所で様々な動きをフォローし、アドバイスをしていきたいとした。
活動報告では、広告・宣伝WGより、広告動向と意識を調査する「ぱちんこ産業広告動態調査-2021年版」の取りまとめを行っており、11月の理事会で発表する予定であることを報告した。その他、三重県遊協が10月に加盟企業に対して広告宣伝規制の再徹底について文書を発信したことに関して、その内容を共有し、広告事業者が行う適正な広告宣伝活動の推進について再確認するなどした。