大阪福祉防犯協会（高智茂会長）加盟会員のパチンコホール「フリーダム」（大阪市北区／㈱アバンス・平川順基代表）を会場に9月13～14日の2日間、同社従業員をはじめ、地域の飲食店組合や地元商店街の関係者、近隣の住民など1,500人を対象とする新型コロナウイルス・ワクチン職域接種が行われた。
会場では1日につきそれぞれ30人の医師、看護師、薬剤師が対応。店内の遊技台の島をそのまま利用し、予約して訪れた接種希望者は1台おきに着席するとともに、医師や看護師は通路を移動しながら順番に予診と接種を行った。接種後の待機時間は、呼出ランプのタイマー機能を利用し、万一、体調に変化があれば、呼出ランプにより早急に対応できる体制を取った。また、ゆったりとした通路で、遊技椅子も回転できることから、接種希望者の利き腕に応じて、左右どちらからもスムーズに接種が行えるなど、ホールの持つポテンシャルが役立った。なお、同店での2回目の職域接種は10月12～13日に実施される。
同協会は、「クラスター発生の温床になるとの疑念を抱かれたパチンコ業界ですが、ゆとりある空間と徹底された換気システムに加え、パーテーションの設置などパーソナル空間を確保するなど、感染拡大となる要因が見当たらないなど、社会的にも評価がされつつあります。ホールに初めて訪れる接種希望者も多く、ホールそのものを体感する、いい機会にもなったようです」とコメント。また、同協会では地域清掃などのボランティア活動や、全国防犯協会連合会・都道府県防犯協会が都道府県暴力追放運動推進センターおよび警察庁・都道府県警察とともに展開する全国地域安全運動への参加を通じ、パチンコ・パチスロファンはもちろん、普段は遊技をしない人たちも含めた地域交流に努めており、今回の職域接種については、「大きな刺激として、またこれからの活動の大きな機転として受け止めている」としている。
呼出ランプのタイマー機能を利用するなど様々な工夫がされた
ワクチン接種が行われた会員ホール「フリーダム」
