日遊協広報調査委員会は7月15日、会員企業の広報担当者向け企画「第2回広報担当者井戸端会議」を、ウェブ会議システムを利用して実施した。
広報担当者井戸端会議の開催は今年3月11日に続き2回目。今回は、前回のアンケートで多くの参加者が課題として捉えていた「SDGs」「SNS」「社内広報」「社外広報」という4つのテーマに絞り込み、ファシリテーターとして参加する委員が日常業務で得意とするジャンルを担当した。
井戸端会議の冒頭、福山裕治担当副会長兼委員長から「広報担当者フォーラムが2018年から計5回開催され、多彩な講師をお招きして進めてきた。昨年からのコロナ禍で、一堂に会してフォーラムを行うことが非常に難しくなっているが、今年は情報交換会に特化した井戸端会議に形を変えて開催している。半数以上の方が前回から引き続き参加されていて趣旨をしっかり理解していただいており、また今日初めての方たちも気楽に悩みや広報に対する情報共有をしていただきたいと思っている」と挨拶があった。
参加者22名に10名の委員がファシリテーターとして加わり、1回目は6グループ、2回目は5グループに分かれて話し合った。今回は1回あたりの会議時間を前回より20分増やし60分とし、画面共有機能を使い持参資料を見せての情報共有、社内の課題や日々業務の中での悩み相談など、充実したディスカッションが各グループで行われた。
参加者からは、「SDGsと社内広報の二つに参加。SDGsはまだ手を付けていないため、早く取り組まなくてはというのが実感。社内広報はグループのみなさんが社員同士のコミュニケーション活性化に重点を置かれているとお聞きし、今後の課題として取り組みたい」「非常に良い経験となった。初めて参加したが、別部門でも以前から業界の横のつながりや情報のシェアの機会を作っておられる。改めてこの業界のいいところだなと思った。ホール、メーカーなどのジャンルを超えていけるたいへん楽しいアイディアが出たので、ぜひ実現したい。またリアルでお会いできる日を楽しみにしている」「社外広報とSDGsに参加したが、他社様の取組みを聞かせていただく貴重な機会となった。今後の活動の参考にさせていただきたい」といった意見が出た。
今後の各社広報での展開が期待され、また日遊協での取組みなどに発展的につなげていくためのヒントが多く含まれた会となった。