経済産業省は、特定のサービス産業の売上高等の経営動向を把握し、景気や雇用動向等の判断材料とするため、毎月実施している「特定サービス産業動態統計調査」の4月度の速報値を公表した。
これによると調査対象企業が営むパチンコ店は合計1,181店舗で、1店舗あたりの設置台数は550台。調査結果から算出した1店舗あたりの売上高は前年同月より70百万円多い160百万円(前年同月比177.8%)となった。、昨年4月は新型コロナウイルス感染拡大を受けて1回目の緊急事態宣言が発出され、パチンコ店へも休業要請が出されるなど、影響が大きかったことから、このような高い伸び率となった。ただし、遊技機1台あたりの売上高が1万円を下回るなど、売上高の減少には歯止めがかからず、昨年4月、5月、6月を除いて、いずれも最低値を記録している。
遊技機1台あたりの売上高は前年同月より122,784円多い291,456円で、これを1日あたりに換算すると前年同月より4,093円多い9,715円となった。