日工組、新理事長に榎本善紀氏を選出

日工組は6月2日、都内千代田区のホテルグランドアーク半蔵門にて第61回通常総会を開催。全ての議案を滞りなく可決し、役員改選では新理事長に京楽産業.の榎本善紀氏が選出された。

事業報告によると、昨年度(令和2年4月1日~令和3年3月31日)のパチンコ機の証紙発行枚数は前期比約40万枚減の約92万枚(遊技盤約42万枚を含む)。「近年、低い水準で推移してぃる中にあって、これほど多く減少となり極めて厳しい状況となったことは、新型コロナウイルスによる影響でホール営業や遊技機販売に支障があったことが最大の要因。また、ファン人口や売上の減少、遊技機等の導入コストの増大等により厳しい経営環境が続いていることなど、従来から業界がかかえる様々な問題や旧規則機の撤去問題において、新機種の供給は十分とは言えないものの、計画的に撤去が進まず、旧規則機が市場の多くを維持する傾向があった」としている。一方、パチスロ機の証紙発行枚数は約16万枚で、前期比約11万枚減となった。

型式試験については、パチンコ機の申請数は前期比1件増の989件(うち令和3年度3月末現在適合機種318件)で、パチスロ機は前期比10件増の305件(うち令和3年度3月末現在適合機種38件)。特にパチスロ機において規則改正後の型式試験の適合率は極めて低い状態が未だ続いており、不適合理由の開示など組合員が共有し適合率改善に向けた対策を実施しているものの、遊技機の供給は十分とは言えない状況と伝えた。

事業計画では、管理遊技機について「今年度の市場導入に向けて日電協とともに進めるメダルレス遊技機と歩調を合わせ、引き続き関係団体と詳細を確認するとともに、製造や販売にあたっての周辺環境を整備し、遊技機管理センタの運用などのインフラを整えていく。管理遊技機やメダルレス遊技機の導入は、次世代の遊技機として依存対策に資するとした出玉情報等を容易に確認出来る遊技機として、業界としても共通の認識としているものであり、ホール環境の整備に資するものとして理解と協力を求めるとともに、遊技機の適正管理や不正防止対策、環境対策、コストの低廉化などのメリットを生かし、引き続きゲーム性向上に向けた検討を行い、ファンの二ーズに応え得る魅力ある遊技機として推進する」としている。

新たに理事長に就任した榎本氏は「業界において大きな試練を迎えている中にあって、日工組理事長に就くことは大変に身の引き締まる思い。業界全体が非常に厳しい経営環境におかれている現状を打開し、現実的にビジネスが成り立ち、商売自体を立て直すことが使命。そのために、安心して楽しめるパチンコ・パチスロの遊技機の性能向上を図るとともに、業界全体の活性化と集客力アップに取り組んでいきたい。魅力ある遊技機なくしてお客様を呼ぶことはできないと思うが、それだけでどうにかなる時代ではない。ホール団体と手を取り合いながら、業界全体で効果的、実効的な広報宣伝に取り組み、ファンの皆様にホールに足を運んでもらえるような活動にも注力していく。このような厳しい状況であるからこそ、関係団体との更なる連携をもって業界の将来像を見直し、国民から共感される新たな基礎をしっかり創りあげて永続的に発展出来るよう一層の努力をして参る所存」と決意を述べた。

なお、総会で決議した新役員は以下の通り。

■新役員一覧(敬称略)
代表理事・理事長 榎本善紀(昇任)
副理事長     盧昇(昇任) 嶺井勝也 星野歩(昇任)
専務理事     木岡保雅
理事・事務局長  中川尚也
理事       梅村尚孝 安藤昇(新任) 石原明彦(新任) 今山武成(新任) 新井宏明(新任) 渡辺圭市
監事       内ヶ島吉則(新任)

日工組_新役員

榎本善紀理事長(前列中央)をはじめとする新役員

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