日電協兼次理事長、パチスロ6.2号機とメダルレス機の現状を語る/回胴遊商

回胴遊商は5月25日、都内文京区の東京ドームホテルで令和3年度通常総代会を開催した。役員改選では大饗裕記理事長を再任。事業報告及び決算関係書類承認の件など全8議案が上程され、全て満場一致で承認した。

総代会後に開かれた組合大会で、大饗理事長は新型コロナ感染症の影響に伴う経過措置の延長によって販売会社が苦境に立たされた現状に対し陳謝した上で「責任を果たすべく理事長職を再度引き受けさせていただき身の引き締まる思い。ファンもホールも喜ぶ遊技機のリリースが待たれるところだが、規制緩和機の後方支援をしながら、業が確立され遊技業界が生き残れるように役員一同精一杯頑張って参りたい」と所信を述べ、組合員に理解と協力を求めた。

大饗裕記理事長

大饗裕記理事長

当日は、阿部恭久理事長(全日遊連)と兼次民喜理事長(日電協)からのビデオメッセージが上映された。

はじめに兼次理事長は「遊技機の厳しすぎる規制により客離れが続いていたが、昨年パチンコ機に種別混合の高スピードタイプという一筋の光明が差し始め、パチスロ機は昨年秋と今春に低ベース化と1,500ゲーム規制の完全撤廃という遊技性の大きなボトムアップに繋がる自主規制の緩和を実施できることとなった」と現状を述べ、6.2号機については「1,500ゲーム規制がなくなると6号機のネックであったプレイヤーのやめ時が分からなくなり、ATをうまく調整して引っ張ることができる。これは大きな進歩であり画期的なことだろう」と語り、これらの規制緩和機は今年秋から冬にかけて、1,500ゲーム規制完全撤廃の低ベースメダルレス機は来春に披露する予定だと見通しを示した。

日電協 兼次理事長

日電協 兼次民喜理事長

この他組合大会では、警察庁の小堀龍一郎保安課長による行政講話を松尾専務理事が代読。小堀課長は改定21世紀会決議に関し、新たに示した撤去目標を確実に達成し、旧規則機が計画的に着実に撤去されるよう要請。健全な中古機流通を引き続き推進するよう求めた。

※回胴遊商理事長の大饗(おおあえ)の「あえ」の字は、正しくは上が「郷」ですが、ご覧の環境によっては正しく表記されない場合があります。

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