SANKYOは26日、2021年3月期通期業績予想の修正を公表。遊技機販売台数が当初予想を下回る見通しであることから、2020年8月7日に公表した通期業績予想を下方修正した。
それによると、売上高は前回予想から155億円減の580億円、営業利益は同20億円減の60億円、経常利益は同20億円減の67億円、当期純利益は同10億円減の52億円。
第3四半期以降、新機種の投入を加速させてきたが、年明けの市場環境の変化を背景に、第4四半期に販売したパチンコ機・パチスロ機の販売台数が当初の予想を下回る見通しとなった。また、パチスロ機において、当期中に投入を予定していたSANKYOブランドの「パチスロ マクロスデルタ」をグループ商品との競合を避けるため、来期に先送りしたことから、販売タイトル数が減少することとなった。この結果、販売台数はパチンコ機が当初計画150千台に対し126千台、パチスロ機が当初計画28千台に対し8千台となる見通しとなった。
また、同社は連結子会社で遊技機の量産部材の調達及びカードユニット部品販売等を行っていたインターナショナル・カード・システム株式会社をグループの効率化の観点から解散及び清算することを明らかにしている。