日遊協は19日、本会議室及びWeb会議にて第4回定例理事会を開催。コロナ対策で、産学連携・共同研究のコンソーシアム(共同事業体)づくりを進めるため、プロジェクトチーム(PT)の設置が承認された。また、8月に就任した西村会長は挨拶の中で、日遊協の組織改革を会員に呼び掛けた。
コンソーシアムづくりについては、コロナ禍の中でパチンコ業界がバッシング報道に悩まされたことを受け、検証と対策の必要性が示されたとして、1団体、あるいはパチンコ業界のみで取り組むより、広義の意味でコンソーシアムを組成し多様な業界と手を組むことが望ましいのではないかとの考えから、ネットカフェや映画館、設備メーカー、空調メーカーなど、対コロナにおける共通課題を持つ他の業界にも声掛けし、更に学識経験者等にも協力を頼み、広く社会、国民の課題として検証し改善を提案していく。
【西村拓郎会長の挨拶】
「我々日遊協には、待ったなしで、業界に新たな風を吹き込んでいく責任があると思います。是非、理事の皆様お一人ずつがよくお考えになり、1人でも多くのファンの獲得と、1人でも多くのファンの納得を得られるような、楽しくてドキドキする、且つ安心してプレーしていただけるホールという空間作りに努めていきたいと思います。そのために知恵を絞り、みんなでアイディアを持ち寄り、大きなパワーにできるのが、横断的な組織である日遊協であります。
私は日遊協を、理事や会員皆々様のお知恵を結集できる、小回りのきく組織にしていきたいと考えております。それが日遊協の組織改革であります。この理事会だけではなく、執行部会だけでもなく、事務局だけでもない、会員のための組織、ファンのための組織でなければ、日遊協の存在意義はないと考えます。
なにとぞ皆様のご協力を改めてお願い申し上げあげます。このことは、今後も皆様にしっかりもご理解いただけるよう、繰り返し何度も何度も申し上げていくつもりです。
我々の利己主義でなく、あるべき姿の利他主義に則り、必ず日遊協がこの業界を変える旋風を巻き起こしていきます。
今のままではダメだということは、皆様よくわかっていらっしゃる通りだと思いますので、今年、来年以降も具体的に行動を起こしていくことを積極的に行っていきましょう。
日遊協にタブーはありません。
もし万が一、日遊協が起こす活動に批判が生じるような事がありましたら、わたくしが責任をとります。
こういった方針を旗印に、執行部、理事の皆様には、お知恵をだしていただき、汗をかいていただかなければなりません。
誰がやる?会長がやる?という事でなく、お一人お一人、全員が、委員会やPTを始めとする諸会議を活用して具体的な行動を起こしていただき、小手先でない、より良い未来につながる種まきに集中していってくだされば、この上ない成果が待っていると確信しております。
改めまして、皆々様のご協力を期待しております。本日はお忙しいなか、お集まりいただきありがとうございます。本日の理事会が滞りなくスムーズに皆様の貴重なお時間を有意義な時間となりますよう願っております」
他に主な議題として、新規入会に関しては、新規に正会員4社(ホール)、賛助会員2社の入会が承認され、11月19日現在で正会員305社(ホール100、機械70、販売94、景品9、その他32)、賛助会員84社、合計389社及び団体会員5団体(日工組、日電協、全商協、回胴遊商、MIRAI)となったことが報告された。また、九州、近畿両支部の支部長交代により、新冨雅哉・九州支部長(新富商事)、増田光均・近畿支部長(マンドレ)の理事選任が承認され、来年1月開催の臨時総会を経て正式に理事に就任することが報告された。