ダイナムJH中間決算は減収減益、通期では黒字を想定

ダイナムジャパンホールディングスは25日、2021年3月期の中間連結決算を発表した。一般的なホール企業の売上にあたる貸玉収入は前年同期比42.1%減の2,196億63百万円、粗利益にあたる営業収入は459億92百万円(前年同期比37.9%減)、経常利益にあたる税引前中間利益は14億77百万円(同88.8%減)、純利益にあたる中間利益は6億89百万円(同92.0%減)で、減収減益となった。

当中間期では、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を大きく受け、一時的に436店舗(約97%)が休業を余儀なくされた。6月からは全店が営業を再開したが、7月以降の営業収入は前年比70~80%までの回復に留まっている。

同社は営業収入の減少への対応として、機械費、人件費、変動費、固定費を下げることを上期に引き続き計画しており、構造改革を推進することで損益分岐点を下げ、継続的に安定した収益を確保できる体質に変化させている、としている。

下期の業績見通しとしては、第3四半期、第4四半期ともに黒字を確保する見込みで、通期でも黒字になると想定しているが、依然として先行きが不透明であるため、具体的な数値については言及していない。

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