一般社団法人ぱちんこ広告協議会(以下、PAAと略)は10月28日、10月の理事会を東京・高田馬場BSホールとWeb会議形式で同時開催した。
大島理事長は冒頭、10月からスタートした第5期の方針や具体的な活動を11月30日に開催される社員総会において発表するため鋭意準備中と報告。激変した社会環境とその影響を受けた業界環境の変化に柔軟に対応する必要性を痛感していると述べた。全国遊技場青年部連合会の岩下昌功部会長を招聘して、パチンコホールの換気実験について詳細を拝聴する機会を設けたが、この素晴らしい取り組みにPAAでもできる限りの協力をしていきたいと挨拶した。
続いて篠原相談役より、高射幸性遊技機の撤去に関わるいわゆる通報制度の運用状況や誓約書未提出による当該店舗への影響と、IRに関するパブリックコメント募集開始の概要などの業界情報が共有された。アドバイザーの茂木氏からは、いわゆる通報制度の運営や10月7日の朝日新聞夕刊に掲載された依存問題についての記事の解説などがあった。
また、議事に先立ち、オンラインで参加した全国遊技場青年部連合会、岩下部会長より、10月26日に記者会見した「パチンコホールの換気実証実験映像」についての解説があり、PAAでもこの一連の活動に賛同し、ファン向けを中心とした情報拡散に協力することとした。
活動報告では、次の各項が担当理事よりなされた。
・PAA-ADネットワークWGでは、広告効果をさらに向上させるため、販売可能枠増加が必須となっている。掲載パートナーの募集強化実施のため説明会などを11月17日に開催予定。
・ギャンブル等依存問題検討WG(10月15日開催)
メディアチーム…PASSを活用し、PAA会員の知識向上と情報共有の強化を決定
セミナーチーム…PAA会員と業界従事者に向けた、依存問題理解を深めるための勉強会開催を企画
・広告・宣伝WG(10月16日開催)は、「広告動向と意識の調査:2020年版」作成に係るホール法人と、PAA会員・メディア企業を調査対象としたアンケートを開始した。報告書を含めたこれら活動は、未来への提言につながる内容としていく意向。11月20日にアンケートを締め切り、12月中旬に発表の予定。
・防災拠点ネットワークWGは、周知活動を開始。PAA-ADネットワークとも連動し、説明会を開催する。加盟店が利用する告知ツール作成や販売プラン等を企画中。
このほか新規入会企業として、株式会社イロドリ(代表取締役 嶋崎雄基氏、本社:東京都台東区、業種:ウェブサイト・動画制作、各種システム開発)の入会が報告された。