日遊協は8月1日、都内中央区のアットビジネスセンターにて、「令和元年度 第4回広報担当者フォーラム」を開催。広報調査委員会が主催の下、日遊協会員企業15社の広報業務従事者らが参加した。
冒頭、挨拶に立った広報調査委員会担当役員の韓裕副会長は、吉本興業社長の会見をはじめとする一連の騒動について言及。その中で、「情報をどのように発信していくか、またその内容やタイミングなど、社内外問わず発信の形は様々ある。広報PRは経営戦略において非常に重要なテーマ。それぞれ立場は違うが、沢山の情報を持ち帰り有意義な学びの会にしてほしい」と述べ、続いて福山裕治広報調査委員長が「会員企業の中には、広報活動や人事総務など兼任している企業も多い。基礎と実践を学ぶ場として実施しているが、企業ごとに身近な所から積み重ねていくことが業界全体の広報活動にも繋がっていく」と挨拶した。
㈱ネタもとの山方隆士氏(カスタマーリレーションズ部兼メディアリレーションズ部長)が講師を務めたセミナーでは、広報・PRの目的や必要なスキルがレクチャーされ、「広報・PR活動とは、ステークホルダーに対して、意図的・計画的・戦略的にコミュニケーション活動を実施していくこと」と語った上で、パブリシティを得るための戦略を述べた。
今回のフォーラムでは、年間PR計画を制作するワークショップの他、依存問題などをテーマにしたグループディスカッションが行われ、参加者達は「誰に」「何を」「どのように」PRしていくべきなのかを議論。各チームは導き出した結論をその場で発表し、情報共有を図った。