前回、インタビューした豊丸産業のツイッター担当であるのばらさん(※のばらさんへのインタビュー記事はこちら)からご紹介いただいた藤商事公式ツイッター(@fujimarukun777)の担当者にツイッターを運用するうえで気を付けている点や今後の目標など話を聞いた。
──いつから担当されているのですか?
担当者 私自身、ツイッター担当者としては2代目で、2017年11月に就任してからはほぼ毎日ツイートするようにしています。
──ツイートの語尾の「なり」が目につきますが。
担当者 弊社のオリジナルキャラクターである藤丸くんが会社のPRを行っているアカウントなので『~なり』という言葉遣いで機械の情報やイベントの告知で行っています。本当はもっと私個人の色を出したいところですが、あくまでも藤丸くんなので…。
──会社から止められている?
担当者 いや、私が自制しているだけです(笑)
──ずばり、ツイッターをやっている目的は何ですか?
担当者 広く浅くというよりはできるだけコアな藤商事ファンを増やしていけたらと考えています。フォロワーを増やして、機種の宣伝に繋げるというのも目的のひとつではありますが、やみくもにフォロワー数を増やしても意味がないと考えています。
最近ではコンテンツにちなんだプレゼントキャンペーンをすることもありますが、藤商事ファンの皆さんがどういうものなら喜んでくださるのかを念頭にいつも企画しています。
──ツイートへのリプにあまり返信しているイメージはありません。
担当者 心苦しい部分ではあるんですけど、今は皆さん平等に『応えない』という対応にしています。
当初は返信することもありましたが、やはり開発中の機械に関することなど機密事項には回答できないので…。そうすると回答できるもの、できないもので不公平が生まれてしまうので、私の心の中でだけで留めています。
ファンの皆さんからのリクエストにどのように返していくのか私の手腕が問われている部分ではあるのですが、会社の看板をしょっている手前、私の一存で回答できないことが多くて…。
──そんな苦悩があったんですね…。
担当者 ただ、全部のリプに目を通しているということだけは分かって欲しいですね。私だけじゃなく、開発部員もチェックしているという話は耳にします。社員同士の話題に挙がることもあるので皆さんの声は確実に届いていますよ。なのでこのインタビューの見出しは『リプはちゃんと見てるよ』にして下さい(笑)
──承知しました(笑)
担当者 やり取りできない代わりというわけではありませんが、情報開示できるものはできるだけ早くフォロワーさんにお届けしたいと考えています。進行中の案件の情報公開が決定した時はいつもうずうずしています。
あとは社内にいるからこそ伝えることができるようなこと、例えば、開発担当のこだわりや機種の豆知識、藤商事の歴史や昭和の時代の過去機種まで、色んな側面をアピールして、遊技機に興味を持ってもらえたら嬉しいですし、稼働に繋がればもっと嬉しいです。
──今後の目標は?
担当者 あくまで個人的にですが双方向のことを何かしらやっていきたいなと考えています。期間限定で『質問箱』(Twitterやinstagram、weiboを活用した匿名質問サービス。自分が質問箱を作れば、フォロワーから質問を受けることができる)を設けたりとかですかね。
──全部に回答するんですか?
担当者 懸念はそこなんですよね(苦笑)あとは、大阪本社というのはこの業界では珍しいので、大阪らしさ、特色を出していければなと考えています。
──でんがなまんがな調にするとか?
担当者 違いますよ(笑)商品の評価に直結するものではないですが、大阪の美味しいものや人気スポットなど、親近感を感じてもらえるような内容のものですね。私的なことでいうと健康診断の結果が悪かった、みたいなこととか(笑)
──ちょっとプライベートすぎるのでは?
担当者 ただやっぱりネガティブなことの方が、悲しいかな反応が多かったりしますよね。
──勝ち報告よりも負け報告の方がリツイートされるみたいな感じですね(笑)
担当者 そういうことかもしれません(笑)生きていると良いことばっかりじゃないので、その方が人間味は感じますよね。
──今回、お話を伺ってみていろいろな制約の中でツイッターを運営されていることが伝わってきました。
担当者 今はのばらさんをはじめ、一部のアカウントとは交流がありますが、業界の中でも今後はもっと広く繋がっていければと思います。
──最後に一言。
担当者 そうですね、いいねが多かったりリツイートが伸びるとフォロワーさんが喜んでくれているのかなと感じますし、それが私のモチベーションに繋がっています。遊技の感想や報告はとても嬉しいです。
これからも藤商事のツイッターをよろしくお願いします。
──本日はありがとうございました。