保通協は2月1日、平成31年1月中に実施したパチンコ・パチスロの型式試験等の実施状況を発表。パチンコ36型式、パチスロ9型式が新たに適合した。
注目が集まるパチスロ6号機の適合状況だが、1月中は悪化に転じる結果となった。結果書交付70型式のうち適合したのは9型式に留まった(前月比-5型式)。適合率は12.9%。適合数が大きく落ち込んだ昨年8月の11.9%を最後に20%台での推移が続いていたが、再び10%での推移となった。
今年1月までのパチスロ6号機の適合型式数はこれで95型式となり、ようやく100型式に届きそうという状況。しかし、市場投入数は依然として少なく(2月納品予定分含めても合計12型式)、パチスロ市場が活性化するには程遠い状況だ。そんな中、回胴遊商の大饗裕記理事長は1月21日開催の新年研修会の挨拶で「来月あたりから適合型式が増えていくのではないだろうか」と述べており、2月以降、状況の改善が待たれる。
一方のパチンコは結果書交付77型式のうち36型式が適合(前月比+7型式)。適合率は46.8%となり昨年8月以来、5カ月振りに50%を割り込んだ。
保通協に持ち込まれた型式数を示す受理件数は、パチンコが72件(前月比-2件)、パチスロが76件(同比-1件)、じゃん球が1件(同比+1件)。パチンコ・パチスロともに受理件数は高い水準での推移が続いた。なお、じゃん球が保通協に持ち込まれたのは昨年2月以来、約1年ぶり。