一般社団法人日本アミューズメントパチンコ産業ネットワーク(略称:JAPaN)が主催する業界最大級のコラボレーションセミナーが11月22日、都内中野区の中野サンプラザで開かれた。
約40名の講師により全23講義が開かれた当日、会場にはホール関係者を中心に700~750名程度が参加した。また会場の一室には協賛企業36社それぞれのブースが設けられ、セミナーに参加したホール関係者に自社製品及びサービスをPRした。
講義には、当WEBサイトのコラム執筆者でお馴染みの㈱チャンスメイトの荒井孝太代表取締役も講師陣の一人として登壇。㈲NSPドクターの高橋義武代表取締役とともに、「新規則×内規×旧基準 設置比率削減を語る」と題して、今後の遊技機市場を占った。
日工組内規の改定により、早ければ2019年2月より継続率65%規制撤廃に対応したパチンコ機がホールに導入される。講義の中で荒井氏は、今後のパチンコ機のスペックの主流について「65%規制の撤廃と最も相性が良いのはロングST機」と話す。その理由は「このタイプはSTが150~200回と続き、次の当たりが約束されているわけでもない。リーチ等で演出を間延びさせても、ドキドキ感を保てることから間持ちさせやすい。これがループタイプだと正直、間持ちさせにくい」と述べた。
また設定付きパチンコの是非については「真価が問われるのは、市場を変えるレベルの大型タイトルが導入されたとき。正直、5,000台クラスの機械で、どんなに良いスペック、演出だったとしても、市場を変えることはできない。数万台規模の大型タイトルが導入され、遊技者の反応により、初めて市場が動く可能性が出てくる。この点を頭に入れつつ、設定付きパチンコの動向に注目すべき」と語った。
左より㈱チャンスメイトの荒井孝太代表取締役、㈲NSPドクターの高橋義武代表取締役