アサヒディード従業員、ブナ保全活動に参加

ホール企業のアサヒディードは11月17日、大阪府貝塚市にある和泉葛城山(いずみかつらぎざん)で開催されたブナ保全活動に参加。板倉孝次代表取締役社長をはじめ従業員とその家族ら25名が参加し、森林を育てる植樹、下草刈りなどを行った。

今回参加したブナ保全活動は同社の環境保全活動「グリーンアップキャンペーン~ひとりのチカラが地球を救う~」の一環。2008年度より継続的に実施しており、今回で14回目となる。

天候に恵まれなかったため、前回の2015年6月を最後に約3年半の間、ブナ保全活動は見送られてきたといい、参加者からは「普段なかなか行けない山の上はとても気持ち良く、活動も楽しかった」といった意見が聞かれた。

和泉葛城山ブナ林は、貝塚市蕎原と岸和田市塔原にまたがる和泉葛城山(標高858メートル)の北斜面に広がる原生林で、岸和田市域と合わせて約8ヘクタールが、1923年(大正12年)に国の天然記念物に指定されている。ブナは本来冷涼な気候帯で生育するが、ここのブナ林は生育の南限に近く、さらに八大竜王社の社有林として伐採を禁じられていたこともあり、大阪府下でごくわずかに残る自然のままの森として貴重なものとなっている。

同社の主な環境保全活動は「グリーンアップキャンペーン(緑の募金活動)」と「環境ボランティア活動」の2つがあり、このうち緑の募金活動では、今年11月1日から11月30日をグリーンアップキャンペーン期間と定め、パチンコ店や本部に募金箱を設置。集まった募金や募玉は、大阪みどりのトラスト協会に寄付し、大阪府の緑化推進に役立てられる。

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