ハイライツ・エンタテインメントの全株式譲渡、親会社のJトラストが決議

パチスロ機やホール周辺機器の開発、販売を行うハイライツ・エンタテインメント㈱の親会社であるJトラスト㈱は9月25日、同社グループ企業が保有するハイライツ社の全株式と、同社が保有するハイライツ社への貸付債権を、同日開催の同社取締役会で、㈱サイ・パートナーズ(本社:東京/松川泰宏代表取締役)へ譲渡することを決定した。

ハイライツ社は、1973年に旧社名となるアイ電子として設立。2014年10月にJトラスト傘下となり、パチスロ機では「シスタークエスト~時の魔術師と悠久の姉妹~」(2017年1月導入開始)、「トロピカルKISS」(2017年9月導入開始)等をリリース。またホール周辺機器においても最新型ICユニット「MALINA(マリナ)」をリリースするなど事業を行ってきた。

しかし、販売したパチスロ機の売れ行きが想定を下回って推移するなど経営状態は終始厳しく、また規制強化や競争激化といった背景もあり、Jトラスト社では今回、同社グループ内の事業の選択と集中という観点から、ハイライツ社の株式譲渡等の決議に至った。

譲渡先の㈱サイ・パートナーズは2002年12月に設立され、不動産業、コンサルタント事業などを手掛けている。同社への譲渡価額は株式分が500万円、債権分が1億4,500万円の計1億5,000万円。Jトラスト社では今回の譲渡に伴い2019年3月期第2四半期において、24億2,800万円の損失を計上する予定だ。

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