SANKYO、通期業績予想を下方修正

㈱SANKYO(筒井公久代表取締役)は1月30日、平成30年3月期通期(平成29年4月1日~平成30年3月31日)における連結業績予想を下方修正した。

修正値は、売上高840億円(前回発表値比130億円減)、営業利益40億円(同41億円減)、経常利益50億円(同37億円減)、純利益35億円(同23億円減)。営業利益は50.6%減、経常利益は42.5%減など、大幅な減益の見通しとなった。

修正の理由について同社は、改正規則施行後の業界環境の変化に対応するため、最近の遊技機の受注・販売動向をもとに下期及び来期までの販売スケジュールを見直したことによるものと説明。予想販売台数についても、パチンコは22万5千台から16万4千台に、パチスロは4万台から2万9千台にそれぞれ修正した。

また、前期実績値との対比でその差異が適時開示の基準に達する見込みとなったとして、開示を省略していた個別業績予想を併せて公表。売上高は709億円(前期実績663億5,600万円)、営業利益は5億円(同3億7,500万円の損失)、経常利益は33億円(同34億6,000万円)、純利益は29億円(同33億800万円)とした。

パチンコの販売台数は17万3千台から16万4千台、パチスロの販売台数は3万3千台から2万9千台へ減少しながらも、セールスミックスの変化による販売単価の上昇等により、前期実績比で売上高は微増。売上高の増加に伴い営業利益は増加したが、経常利益、当期純利益は、関係会社からの受取配当金の計上額が減少したことから、前期実績を下回る見通しとなった。

※同社は1月31日に個別業績予想における純利益の訂正を発表。18億円を29億円とした。

-業界ニュース
-