関西遊商(草加和徳理事長)は5月30日、大阪市中央区のホテル日航大阪にて第56回通常総会を開催。
総会に先立ち、大阪府警察本部生活安全部保安課の宮本利男課長補佐による行政講話が行われ、パチンコへの依存・のめり込み問題、遊技機流通の健全化、不正遊技機事犯の根絶に向けた更なる対策の推進等についてそれぞれ見解が示された。このうち遊技機流通の健全化については「不正遊技機の流通を遮断する最後の砦としての立場と役割、そして保証書の持つ絶対性と重みを再認識し、形式的な作業ではなく適正かつ確実な点検確認を心掛け、責任ある保証書の発行をお願いする」と述べた。
続いて催された感謝状贈呈式では、社会福祉法人大阪府共同募金会と大阪府赤十字血液センターより感謝状を受領した。
総会の冒頭、挨拶に立った草加和徳理事長は「組合の設立目的を再確認し、業界団体との情報交換を密にし、解決すべき問題に取り組んでいく」と述べ、組合運営に理解と協力を求めた。
議案審議では、平成28年度事業・決算報告、平成29年度事業計画案、収支予算案、定款の一部改正、役員改選など全ての議案を原案通り可決。事業報告では、平成28年度の確認証紙の発給枚数は9万4,200件(前年度比98.6%)、14万5,900枚(同比88.5%)と、前年度からそれぞれ減少したことが報告された。なお、役員改選では草加理事長の再任を決定した。
総会終了後には代表者研修会が催され、回胴遊商の理事長職を12年間務めた伊豆正則相談役が登壇し、業界を取り巻く諸問題や今後の業界動向などについて話した。