営業所数 1万1,000軒割れ/警察庁発表

警察庁は3月13日、風俗関係事犯の取締り状況や風俗営業等の営業所数の推移を示す統計資料「平成28年中における風俗環境の現状と風俗関係事犯の取締り状況等について」を発表。それによると2106年12月末時点での全国のパチンコホール数(パチスロ専門店含む)は前年より324店舗少ない1万986店舗、遊技機の総設置台数は5万4,944台少ない452万5,253台となった。

パチンコホール数は前年に続いて300店舗以上の減少幅となり遂に1万1,000軒を割り込んだ。一方、パチスロ専門店は995店舗と前年より4店舗増加した。

遊技機の総設置台数は前年から5万4,944台の減少と、ここ5年で最も大きい減少幅となった。遊技機別では、パチンコ機が前年比8万5,258台減の283万3,133台、パチスロ機は同比3万314台増の169万1,876台、スマートボール等は同比増減無しの244台。昨年も「パチンコ減、パチスロ増」という傾向が続いた。

遊技機設置台数別の営業所数では、100台以下の店舗は15店舗減の247店舗、101~300台の店舗は274店舗減の3,880店舗、301~500台の店舗は95店舗減の3,987店舗、501~1,000台の店舗は51店舗増の2,585店舗、1,001台以上の店舗は9店舗増の287店舗。500台以下の営業所が減少している一方で、501台以上の営業所が増加傾向にある。また、遊技機等備付台数別の営業所の構成比は、300台以下が37.6%で前年より1.4%減少、501台以上が26.1%で前年より1.2%増加。その結果、1店舗当たりの遊技機台数は411.9台まで増加した。

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