PCSA(金本朝樹代表理事)は11月18日、都内千代田区のCIVI研修センター秋葉原にて、第15期第2回臨時社員総会・第58回PCSA公開経営勉強会を開催。
社員総会の冒頭、挨拶に立った金本朝樹代表理事は、第3次リストの撤去回収問題について「(余暇進の)行政講話にあった通り、対象機種は12月末にすべて撤去するよう行政から再三要請がある。大きな課題だが完遂に向けて7団体と連携していく」と述べ、二度と同じ過ちを繰り返さないために「射幸性をコントロールできないよう管理モニタをつけることもひとつ。それは新しい機能・開発するための規則改定に向けた担保であり、ただメーカーに要求するだけでなく業界の将来へ向けた取組みとして共に模索していきたい」と新しい管理体制の必要性を強調した。
経営勉強会では、パチンコメーカーから㈱藤商事経営企画本部広報・IR室の枝吉純嗣室長が、パチスロメーカーからは㈱ユニバーサルエンターテインメント執行役員マーケット戦略室の長谷川崇彦室長が登壇し、メーカーとしての今後の戦略をテーマに講演。㈱藤商事はひとつのタイアップ機を例に挙げ、不特定多数ユーザーへのアプローチから的を絞ったアプローチへシフトしていく開発方針や、パチンコとのシナジー効果を狙ったパチスロ機開発など今後の開発思想を語った。一方、㈱ユニバーサルエンターテインメントは、ヒット機種が生まれた背景に開発者(企画者)が主体となった機械作りが可能な環境・組織体制があるとして、数値化した市場分析の徹底共有、体感勝率に基づく出玉設計など同社ならではの開発コンセプトをレクチャー。他にもハード開発の重要性、ゴト対策への考え方、㈱ZEEG設立の目的を解説した。