山口県警では、このほど、パチンコホールの営業時間の制限を目的とした条例改正についてパブリックコメント(県民の意見募集)を実施。同県警では県内全域のホール営業時間について、1年を通じて9時~23時時までに制限することを検討している。
風営法でホール営業は、0時~6時前までの営業を禁止。ただし、1月1日~4日まで、8月14日~17日まで、12月25日~31日までの時期は、一般的に長期休暇時期であり、午前1時までの営業時間を可能としている。
全国多くの都道府県では、風営法のほか、地域独自の条例により、ホールの営業可能時間を制限しているのが一般的だが、山口県では特に条例で定められていなかった。
今回の条例改正は、早朝の児童、生徒等の通学、ホール周辺居住者の生活環境を考慮したほか、ホールを対象とする強盗事件の発生状況を踏まえたことが理由。条例改正となれば、長期休暇時期の営業時間延長も禁止される。
なおインターネット上のホール情報サイトを確認した限り、現在、同県内ホールの営業時間はほとんどが9時~23時までとなっているが、一部のホールでは24時まで営業している模様だ。