滋賀県遊協（古川照雄理事長）は5月21日、大津市内の琵琶湖ホテルにて第53期通常総会、滋賀県遊技業防犯協力会の第50期定時総会及び滋賀県遊技業交通安全協力会の第32期定時総会を開催。総会は組合員総数54名中45名の出席により成立。上程された6つの議案は全て滞りなく承認された。なお、本総会では任期満了に伴う役員改選が行われ、古川照雄氏の理事長続投が満場一致で決定した。
冒頭、挨拶に立った古川理事長は「遊技人口の減少など極めて厳しい経営環境の中、組合員が心を一つにして遊技人口の回復、ホール経営の安定化を目指し、お互い知恵を出し合ってこの難局を乗り越えていきたい」と決意を述べ、健全営業の推進、地域に対する社会貢献活動やゴト対策情報の共有化を図るなどの事業を積極的に推進していくとした。
続いて、滋賀県警察本部生活安全部の武田次弘参事官が来賓を代表して祝辞を述べた。武田参事官はその中で業界へのお願いとして①遊技機の不正改造、②賞品関係、③広告宣伝等の規制の3点について言及。その内、遊技機の不正改造については「釘曲げをはじめとする遊技機の不正改造は本来、店がコントロールできない遊技機の性能等に変更を加えるという点で、絶対にあってはならない行為」と強調。遊技機の不正改造は風営法の規制に反するだけなく、客の信頼を裏切る行為だとし、経営者はもとより従業員一人一人に不正改造は絶対に許さない、見逃さないという意識を浸透させるよう求めた。
総会終了後には、同組合と一般財団法人滋賀県民間福祉振興財団の合同による社会福祉施設等を対象にした福祉活用車両の贈呈及び浄財の寄贈式を開催。3つの社会福祉団体に福祉活用車両をそれぞれ1台ずつ、他の15団体に浄財を寄贈した。また、今年4月25日に開催したチャリティゴルフ大会で集まった浄財約14万円を滋賀県社会福祉協議会に寄贈した。