㈱マルハン(韓裕代表取締役)は5月20日、都内港区グランドハイアット東京にて、㈱太平洋クラブ(韓俊代表取締役)とスポンサー契約を締結するにあたり、新生・太平洋クラブ事業戦略発表会を行った。
国内で17ゴルフコースを運営する㈱太平洋クラブは、2012年1月に民事再生手続を東京地裁に申し立て、2012年10月より会社更生手続を開始。2014年3月、㈱マルハンのグループ会社として傘下に入り更生手続が終結に至った今、新生・太平洋クラブとして新たなスタートを切るための成長戦略を策定した。
㈱太平洋クラブからは韓俊代表取締役、河本和彦取締役副社長が登壇し、事業戦略を説明。「Top of the Top–日本が世界に誇るゴルフクラブへ–」を新ビジョンに、①コアコンピタンスの強化によるブランド価値向上、②新たなコアコンピタンスの形成によるブランド価値向上、③名義変更手続き再開~会員権の価値回復の3つを軸に、3ヶ年計画では2016年度にコース売上高9,813百万円、来場者数70.1万人を目指すとした。今回は海外ゴルフコースとの提携第1号としてアジア屈指のゴルフ&カントリークラブ「ザ クリアウォーター ベイ ゴルフ&カントリークラブ 香港」とのレシプロ契約を締結。今後も太平洋に限らずすべての地域を視野に入れて提携を検討し、世界の富裕層をターゲットに会員制クラブを運営していく。また、施策のひとつに挙げられたトーナメントの継続実施・誘致については、御殿場コースでの「三井住友VISA太平洋マスターズ」の継続、2015年の「第83回目日本プロゴルフ選手権大会日清カップヌードル杯」の誘致開催も併せて発表した。
画像:写真左より㈱マルハン韓裕代表取締役、㈱太平洋クラブ韓俊代表取締役、河本和彦取締役副社長