回胴遊商(伊豆正則理事長)は7月上旬より全国各支部で地区研修会を開催。7月15日に、都内文京区の東京ドームホテルで開かれた関東・甲信越地区の研修会には組合員が大勢が集まった。
研修会では、先の5月26日に開催された通常総代会の報告のほか、組合活動の重点項目の説明、各委員会活動の報告等が行われた。このうち重点項目については①法令を遵守し、健全な遊技機流通と犯罪防止を目的とした遊技機の適正な処理を目指す②地域に根ざした支部活動の推進と信頼される地域貢献を目指す③新たな時代に適応し組合員が希望の持てる業界構築を目指す、の3点が掲げられ、それぞれの詳細を担当者が説明した。
冒頭、伊豆正則理事長は自主規制実施後の申請・販売スケジュール等を含む業界動向を改めて説明。「講話の中で行政が初めて“適正な射幸性の管理”という言葉で発表してきた。今メーカーは低射幸性の遊技機を開発し、それをホールが購入してユーザーにどう提供していくかということが今後業界に与えられた責務。導入することでお客が増える保障もないが、増やすよりもいかに減らさないかという努力が必要。中古流通を継続していくために、皆様にリスクのかからない形で進化させたい」と述べ、中古流通制度のより厳格な運用を求めた。
また当日は、警視庁生活安全部保安課の滑川寛之風俗営業係長が講話し、不正防止や中古機流通制度の適正運用、犯罪抑止などパチンコ業界の健全化に繋がる諸問題の推進を要請した。