ひったくり防止カバー2万4千枚を無料配布――大阪府遊協

大阪府遊協(平川容志理事長)は10月11日、毎年恒例となる「車上狙い・ひったくり撲滅キャンペーン」をスタートした。

「車上狙い・ひったくり撲滅キャンペーン」は、車上狙い・ひったくり等の街頭犯罪の撲滅を目的とした府民への防犯意識の周知活動で、同組合の善意の箱・社会貢献委員会が中心となり平成18年度にスタート。当初はひったくり防止カバーの寄贈だけだったが、平成20年度には大阪のひったくり発生件数がなお全国ワーストワンとなっていることを受け、街頭に出て直接府民に被害防止を訴えるという「車上狙い・ひったくり撲滅キャンペーン隊」を組織。府内各警察署等と連携し、キャンペーン活動を展開してきた。

今年は10月24日までに大阪府下の曾根崎、南・南華、東淀川、平野、池田、羽曳野、松原、枚岡、八尾、守口の10カ所(11支部)でひったくり防止カバーの無償提供をはじめ、キャンペーン事前広報としてセルプクッキーやマグネットを配布するなどして、ひったくりへの注意喚起並びに同組合の取り組みをPRした。

10月12日、キャンペーン隊は大阪府八尾市のアリオ八尾で催された全国地域安全運動に参加。1日警察署長の命を受けた隊長のタレント・タージンさんは、ひったくり防止カバーの効果を説明すると共に、ひったくりに気を付けるよう注意を呼び掛けた。その後、一行は施設内の交通広場に場所を移し、会場を訪れた地域住民にひったくり防止カバーの配布・取り付けを行った。

組合では期間中に2万4,000枚のひったくり防止カバーを配布予定という。

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