【寄稿】意外に慌ただしい6月(WEB版)/POKKA吉田

警察庁のトーンは一定ではっきりしている。それは「業界でしっかり協議して要望をあげてくれば、警察庁として真摯に対応する準備がある」である。もう一年を切っている改正労働基準法施行前にできることをやっていかないと、遊技機の運送はホール営業にとって大前提だ。現在、さまざまな関係者による協議が水面下で始まっている。来年4月までにどのような対応となるのか、警察庁がどのような調整を図ってくれるのか、注目しておきたいところだ。

また、この原稿が世に出るときにはまだ事前となるが、8月7日に初日を迎える新機種がやたら多くなっているのも特筆すべきかもしれない。もちろんその新機種群の中で最重要視されているのはガンダムSEED。最終的に何台まで伸びるか詳細を知らないが、当初準備分の3万台は全然超えていると聞いている。発表会も見に行ったが売れるのは間違いないレベルの注目機だ。売れるのならば、是非とも市場で成功してもらって、Re:ゼロ以降たいしたヒット機のないP機市場を活性化させてほしい。また、パチスロはかなり数が多くなっている。現状、ぱちんこよりもパチスロの方が市場は元気なので、まずは最も売れているであろうガンダムSEEDが成功し、(今のところ4機種ある)パチスロの中で半分の2機種も成功すれば、一気に遊技機市場は楽になるが、果たしてどうなるか。ホール営業職域の経営状況の厳しさを考えれば、この辺で皮算用がホンモノとなることを願いたいところだ。どんどん店舗数減少のトレンドになっているところを打破するとすれば、今も昔もこれからも、おそらく遊技機が多くの客に支持されること以外に手段はないと思うからだ。

また、全国各地で豪雨等の災害被害が続いている。現在、多くの地域(遊協など)や法人ごとに、自治体等と災害時の避難活用の協定を結んでいるが、例年通り今年も災害は多くなっている。梅雨、そして台風シーズンと考えればあと数か月は災害の可能性が低くはない。地域の住民が客というのがぱちんこ営業のビジネスモデルであるから、災害関係の視点は店舗単位、法人ごとにそれぞれしっかり持っていたい。

さらには夏。6月の時点で厳しい暑さの日も増えた。そして今年もほとんどの地域で電気代は昨年よりもさらに上がることもあり得る。とはいえ、営業所内の空調を緩めるのは集客視点でご法度だ。だからバックヤードが酷い環境になっている法人がかなりあるという。私が暑さに極端に弱いから言いたいのだが、バックヤードの空調を緩めて節約するのであれば、バックヤードのスタッフはクールビズどころではなくて、半パン半袖などの超軽装を許すなどしないと健康状態にまで影響しかねない。冬は着こめば対応もできるが、夏は脱ぐのに限界があるのだ。しかし電気代の高騰が続くのは、とても頭が痛い問題である。

通常の6月は、いいとこ日遊協総会での課長講話くらいのものであり、あとはどの団体も儀式的な総会をするという認識だった。しかし今年は総会そのものも、課長講話「以外」の点でも、かなり業界動向が慌ただしかった6月ということが言えるだろう。

今から8月7日の週の全国的な新機種営業データがどうなるか、注目しておきたい。

■プロフィール
POKKA吉田
本名/岡崎徹
大阪出身。
業界紙に5年在籍後、上京してスロバラ運営など。
2004年3月フリーへ。
各誌連載、講演、TV出演など。
お問い合わせ等は公式HP「POKKA吉田のピー・ドット・ジェイピー(www.y-pokka.jp)」か本誌編集部まで。

-コラム
-, ,