当たり前に考えを進めていけば、今後パチンコ・パチスロが戦うのは世界基準のエンターテインメントの舞台へと移っていくのは自明であり、当たり前の商売として開かれ、当たり前の企業と当たり前に戦えない産業に、次世代もクソもないだろうよと普通の人は当たり前に考えるでしょう。僕自身、業界の特殊を愛し時に利用し、腐れ縁を切れずにいるパチンカスですが、それじゃ理解されないだろうしおそらく未来もないと想像できるぐらいには正気です。世界中のあらゆる階層とジャンルにおいて再構築が進むグローバル化の渦に、パチンコ業界も飲み込まれたわけですが、否も応もなくそうなっちゃったんだし止められないのだからグダグダ言わずに適応するしかないでしょって、それこそ当たり前の話でもあります。
3月1日、老舗メーカーの西陣が廃業を発表しました。誰のせいでもなくこれも時代だと無力感と共に見送るしかありませんが、その無念を成仏させるのは後に残った我々の役割です。僕は西陣の羽根モノ、魔界組やおジョーズランドの役モノとゲーム性にハメられてパチンコを好きになったオールドファンです。30年を経て、若い世代に向けたその役割を担ってくれるのがスマパチであってほしい。仕置人も、ルパンも聖闘士星矢も、悪口なしにブッ込める出来であってほしい(心から!)。4月の導入を心待ちにしているまんぱつです。
大﨑一万発
パチプロ→『パチンコ必勝ガイド』編集長を経て、現在はフリーのパチンコライター。多数のパチンコメディアに携わるほか、パチンコ関連のアドバイザー、プランナーとしても活動中。