この稿を書いている翌週にはスマート遊技機のパネル説明会がある。私も登壇を要請されており、全国のホールがリモート中継で観るこの場の進行等を担うようだ。というのも実際には選挙期間中は日工組、日電協ともに忙しいので、選挙が終わってから打ち合わせをしようということになっている。本日は11日だから打ち合わせの日程を今調整しているところだ。打ち合わせ前の現時点では、スマート遊技機についての情報はおそらくみなさんと私とでほぼ同じ状態である。
本紙が発行された頃にはこのパネルも終わっていることだろう。どこまでの情報が開示されているのかはさっぱりわからないが(説明当事者側に立つのにすみません)、スマート遊技機登場への機運が高まっていくことは間違いない。スマートパチスロは11月には登場予定だが、それはすなわちあと4か月を切っているのだ。なお、スマートパチンコは最新の状況では来年3月からの登場となっている。当初予定から2か月遅れる形になっている。
ところが7月の本当の意味での注目はおそらく6.5号機だろう。犬夜叉が既に本稿執筆時点で中古相場100万円レベルになっている。万枚報告もSNS等で見受けられることから、6.5号機が始まったという印象がふわふわしたものなのかホンモノなのか、見極め月間ということになるだろう。
6.5号機については全国いろんなところで肯定的なパネルディスカッションをしてきたが、話の筋としては「可能性」であった。6.5号機レギュレーションは優れていることは理屈では確かなので、いつヒット機が登場するか、そこによってメダルのパチスロ市場の復活・活性化の時期も変わる。「遅くとも年内」という見立てで走ったパネルの全国行脚だったが、後半では「犬夜叉がやれるかも」という話になってきた。本日はおそらく導入2週目だと思うので、そこがホンモノかどうか、という話である。もちろんカバネリやアクエリオン、その他今後登場する6.5号機についても注目である。
私の「年内までには」という想定を超えて「既に6.5号機市場が本格的に始まった」という結論だったとしよう。こうなると、ぱちんこ市場では数年ほど続いている「特定機種への需要が極端に集中する」という事態になっていく。